トイレにも多民族文化あり?!
先月、来日したマレーシア人のお客様から「日本のトイレはキレイですねー」と思わぬ感想を言われました。
駅のトイレも昔と比べたらキレイになっているとは思いますが、想定外の感想でした。
そういわれて、冷静にマレーシアのトイレを考えてみると、公衆トイレは日本のトイレとずいぶんと様子が違います。
まず、トイレに入って不思議に思うのが、床が濡れていること。
当初、手を洗った人がぶらぶらさせたか、掃除直後だから濡れているのかと思っていましたが、利用するトイレ、ほとんどすべての床がびちょびちょに濡れいています。。。
どうやら、その濡れ具合から故意に床を濡らしていることに気がつきました。
その理由は、トイレ作法の違いから来ています。
マレーシアの公衆トイレには、便座の横にホースが備え付けてあり、時には小さなバケツまで常備されています。
日本人ならいったい何に使うのだろうか。。。と不思議に思いますが、正解はウォシュレットとして使われています。
排泄後、右手にホースを持ち、左手でお尻を拭きながら、ホースでバシャバシャと流します。。。
トイレットペーパーを使うことはないので、当然お尻や太もも辺りは跳ね返りの水でびちょびちょ。。。
でも、気にしません。そのままズボンを履いてしまいます。。。
びちょびちょに濡れていても、もうお尻はキレイです。
そして、最後にホースで床を洗い流し、終了です。
観光客の多いレストランや、近代的なホテルにはトイレットペーパーとホースと両方が備え付けられているので、買いもの中に、トイレに行きたくなったときには、近くのホテルのトイレを利用すれば安心です(笑)
万が一、緊急時に入ったトイレが、ホースしか備えていないトイレだったら。。。
その土地の風土に習い、ホースでびちゃびちゃ洗いを体験してみてください。
ちなみに、私の場合は出掛けるときポケットティッシュを常備しています(笑)